俺の部屋、俺のベット。

黒の部屋。

黒で、統一された部屋にーー


白い華奢な君が、横たわる。

「恥ずかしい、部屋暗くしてよ」

まだ、服は身に付けたまま。

「ダメ、たくさん妬かせた罰。
いっぱい見せて」

意地悪いってやる。

「意地悪っ」

クスリ、と笑った。

意地悪はーーー。


「意地悪は、お前にしか言わないよ。
愛情の裏返しだ。
ちょっと黙って」


ちゅっ。

キス、降らしたら少し体が震えた。

「ンッ、星……優しくしてね」


君が、泣かないようにーーー。


君が、怖くならないようにーーー。


いらないヤキモチを切断して、優しく君を抱いた夜。


「星…っ、好きっ」

行為中の甘い声も、交わる吐息もーー。

俺が全て独占している。

恥ずかしさなんて、もう咲に残っていない。

あるのは、甘い甘い君との時間だけだ。