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「星ーーー?」

目覚めたら、隣にいる筈の星がいない。

私は、部屋を出てリビングにきた。


魚の焼けた匂いに、ご飯の炊けた匂いに沸き上がる食欲。

「おはよ、咲。

昼ご飯作ったぞ、朝と昼兼用だな」

苦笑いの星。

良かった……。


「なんだ?
不安げだな、どうした?」

違う、違うよ。

ただね、、


「一緒に起きたかった。」




いつも、一緒に起きたいのにいつも居ないんだもん。


「一緒には、起きれないよ。
男の事情があるんだ」


男の事情?


私は首を傾げた。