*星side*


ケンカの最中に出てきた咲に、俺は怒鳴った。

咲が傷ついた頬に手を伸ばした瞬間ーー


咲の唇が
降りてきた。



はあ?


あり得ないことに、爽の目の前で俺にキスした咲………。


思わず、爽を見たら吹っ切れた様な、表情をしていた。


「私は、お兄ちゃんが………星が好きっ」


爽は、咲を抱き締めた。

爽は、きっと辛い筈。


「やっと気付いたのかよ、ばーか。」





マジかよ‼


裏ありすぎだろう‼


そして、爽は"幸せになって"ーーー



そう、言うんだ。


こいつ、かっこ良すぎだ。


そう思った。


そして、一生懸けて咲を守ると決めた。


*星side*