「お兄ちゃん!?
どうしたの?」

真っ赤な顔で、寝ているお兄ちゃんに駆け寄ると、お兄ちゃんは少しだけ身を起こした。

「頭いてー。マジ」



もしかして、風邪?

私はお兄ちゃんのおでこに触れた。

途端、体が少し震えたお兄ちゃん。

熱のせいか、熱っぽい瞳のお兄ちゃんにーー


あれ?


「………っ」

恥ずかしくなる私。

ドキンっーー。


私、変だ。