「買い物帰りだよ。
今日も来るだろう?最近、三人分作るのが癖になってきたわ。
今日は、ハンバーグな」


いつも、冬には助けられてる。

無理矢理、聞こうとしないその優しさに触れて、無数の星の下を三人で歩いた。


少しだけ解れてく気持ち。


暖かい気持ちになれたこの日。


悲しい気持ちで、いた路地裏で……


人生まんざらじゃない気さえ、したんだ。


一人じゃないのが、今の救いなんだと。