けど、よく考えたらずっと咲が好きだった総長が……咲と寝ててなにもない?


そんなことあるわけない。


俺は、チラリ、と咲を見た。

今がこんなに、可愛いんだ。
子供の時なんか、可愛かったに違いない。

「なぁに?寝ないの?」


この、警戒心のなさ。

ちょっと意識してなさ過ぎじゃない?

よし!!


俺は、君の腕を掴んで引き寄せたら優しくベットに押し倒した。



「え、爽くん?」


戸惑う声、だけど、何も分からず首を傾げた。


そんな君に、落とすキス……。