*冬side*


クスリ。本当、えみ……可愛い奴。

俺は、部屋に行ったえみを追いかけた。

「えみ、機嫌治せよ。

こっち向けよ」



「いや‼あっち行って‼」


意地でも顔を見せないえみを、強引にベットに押し倒した。


赤い顔。



「やっ!!離してっ」


うわ、なにその顔。


煽ってるわけ??


「今は、あれだけど…
後で可愛がってやるよ?
寝てたら、キスで起こしてやろうか?
お姫様」


俺の言葉に、赤くなるえみに、キスをして部屋を出た。


可愛くて可愛くて仕方ない。


だから、星の気持ちが分かるんだ。


可愛くて仕方ないのは、俺も一緒だから。



*冬side終わり*