それが、"妹"だっただけーーー。


何度も我に返ってやめた。


だけど、咲に、大切な人が出来て焦った。

ずっと側にいた咲に、大切な人が出来たのが苦しかった。

咲に触れる爽にーーー


ヤキモチ妬くなんて、それで抑えられなくなるなんて……バカだ。


「今まで築いてきた信頼を、自分で無くすなんてバカだよな」



自分が悪い…………。

「まあ、そうだな。

だけど、きっと咲ちゃんも悩んでるよ。

これでいいわけない。


解決するまで、ここ居れば?
お前が居たってする時は、するしな」


「冬!!下品なこと、言わないで!


私、しないからね‼」


「はいはい、今だけだろ?
んなこといって毎晩可愛く鳴いてるくせに」


「もう!!

冬なんか、嫌い!!私、先寝るからっ」


あ~あ、怒っちゃった。