「咲………ごめん。

連れ出したくなってーー。

俺の家くる?つか、強制ね」


つか、半ば強制に、連れてきたのは……咲のマンション。


部屋の荷物の荷造りをさえ、マンションを出た。


「ここだよ、入って」


緊張してるのか、なかなか入らない咲。



「大丈夫、取って食いやしないから」


そう言えば観念したかの様に、入る咲をチラリと見た。


勢いで連れてきたけど……これから一緒とか理性持つかな?


ため息を吐き出した。