「ちょっと待てよ、俺はブルーがいいんだ」


少し拗ねつつも、ブルーのワンピを指差した。

「お兄ちゃんは、いつも逆を勧めるから。

今日は、白のミニワンピにする!!
爽くん、似合うって言ってくれるかな?」


結局は、爽かよ。


「昔は、お兄ちゃん、お兄ちゃんだった癖に……」


一人言の様な呟きは、ちゃんと君の耳に届いていて。


「お兄ちゃんのことは、今も変わらず好きだよ‼
爽くんを思ってても、いつもお兄ちゃんを想ってるよ‼」


君が笑った。

そんな君を可愛いなんて、俺はシスコンかと思う。


*星side終わり*