「ダメ、顔見せて」


やだ………見られたくない。

私、今顔赤いもん。


「やっ、爽くん見ちゃダメ!!」


あ…………君と視線が交わった瞬間。


余りの恥ずかしさに、涙が、浮かぶ。


爽くんが、目を見開き見てる。


「ごめん。
泣かないで、ごめんな」

違うよ、爽くん。

「違うの、恥ずかしくてっ!!
私、今こんな格好だし」


下着姿なんて、死んでも言いたくない。


君が見つめる目が、熱い。


とろけてしまいそう………。


「あ、着替え。

外で待ってるから」


我に返った俺は、シャワールームを出た。


あのままじゃーーー


「理性持たねーよ、マジで」


俺は、入り口で座り込み頭を抱えた。