お互い睨み合う暴走族の凄みに、怯えてしまう。


「お兄ちゃん、出てって!!

着替えるんだから‼」

思わず、追い出してしまう私。

溜め息には、疲れが出てくる。


ギュッ。

えっーーー?


私を抱き締めたのは、爽くん。


私、下着姿なのにーーっ。

密着度は、200%だ。

肌から伝わるドキドキが、私の心に響く。

どうしょうもないドキドキは、消えてはくれない。