「寝坊なんてしないよ!」 「いいから早く着替えてこい。」 「ブー」 川原は、ほっぺを大きく膨らませて不満そうに部室に向かった。 「はぁー。あいつほんとに自分の体大事にしろよ。」 それから、十分経って川原の支度が終わって駅まで送ってお互い別れたが、 俺の頭の中には川原の事しかなかった。