「佐倉君!そんなに持たせたら悪いよ!」 「いいの。川原はいっぱい魚釣ってくれたからそれでチャラ。」 佐倉君はそう言ってくれてるけど、私は1匹も自力でとってない。 引っかかっても、力が追い付かなくて結局すべて佐倉君に手伝ってもらっていた。 それなのに、佐倉君は私に気を使ってそんなことを言ってくれるんだ。