昨日用意しておいた残りがあったので、軽くスクランブルエッグとグリーンサラダだけ作った。 朝起きた場所。並んで寝ていた場所。 結局生徒、ずっとずるずるしていた。 「咲桜、今日夕方時間作れるか?」 「今日? うん――と、大丈夫だよ」 「少し行きたいところがあるんだ。華取の家で待っててもらえるか?」 「うん、わかりました」 やたらベタベタしてくる流夜くんに困りつつ、それでもそれが、嬉しい。 ――十六歳の誕生日。二十五歳の誕生日。重なる時間、一緒に。