朧咲夜5-愛してる。だから、さようなら。-【完】



「咲桜ちゃんは、まだ子供だからかねえ、芯が強いのに鎧(よろ)っているものがスカスカなんだよ。少し叩いたらボロボロ崩れるの。在義さんは芯が強いし、鎧っているのも丈夫だ。龍さんもいる。咲桜ちゃんが在義さんを目指すとかそういうのは置いておいても、りゅうはその部分、補って余りある。けど、こうやって一人で闘うときね? もう少し、捨て身でない方法を学びなね」


「………捨て身でない?」
 

私は眉を寄せた。捨て身で闘わなくてどうする。


「そう。咲桜ちゃんの周りには、こうやって咲桜ちゃんが傷つくのイヤな子いるんだから、もっと自分を護りながら闘いなってこと。他人に護られながら闘うなんて、咲桜ちゃんはなんかやでしょ?」
 

だから、自分で自分を護りなよ。


「………」
 

啖呵切って返り討ちにされた。