朧咲夜5-愛してる。だから、さようなら。-【完】



「いらっしゃいませー。お、遙音も見つかったねー」
 

四人を見て、降渡さんは軽快に笑った。


私の後ろに笑満と頼を認めても、大して驚かなかった。「そっかそっかー」と笑うだけだ。


「ちなみに遙音以外がいるって、りゅうは知らないから」
 

う。私は一瞬詰まった。


「……言わなくても気付きますよね?」


「まね。気配までは消せないからね。でも一応隠れておいてね。休憩部屋も入り口辺りいれば声聞こえるから」
 

と、カウンターの中から繋がるカーテンの奥を指さした。


「遙音」
 

落ち込んだ様子の先輩を見て、降渡はにこっと笑った。


「あははー落ちこんでるー」


「………」