頼でも、『流夜くんの同業者』イコール『女』とはすぐに思いつかない先入見があるようだ。
……更に中学生だって言ったらどうするだろう。
司くんのこともなんかわかった風だけど、年下とは気付いているのかな。
「……ふーん。お仲間は咲桜の敵じゃないの?」
「いや、さっきの――司くんっていうらしいけど、あの人が彼氏だから。そういうの言うと怒られるから。流夜くんに」
「言って怒られたん?」
「……言って困らせた」
怒りはしなかったけど。
……と言うか、流夜くんに怒られたことないかもしれない。
いつも自分が癇癪起こして怒ってばかりで……大人の余裕か! 年の差が憎い!
「それよか頼、なんでここにいんの? 笑満連れて帰ってって言ったよね?」
「……笑満が、咲桜が何か企んでるから帰らんって言い張ってこっち来た。任務失敗。ごめん」
「……いや、謝ることじゃないよ」



