「……頼。私はバカだから、お前の考えは言われなきゃわかんない。……言いたくないんならいいけど。お前を脅して訊き出す方を選ぶだけだから」
「あんな奴と話す理由は何」
「あ」
……そこか。頼の知らないところで交友関係が広がったとか思っているのか。
それが気に喰わない幼馴染らしい。
「えーと、流夜くんのおと……………同業者の、彼氏みたい。流夜くんと喧嘩ばっかする人だから、その押さえ方を教えに来てくれたんだって」
説明された頼は胡乱な瞳で私を見て来た。
「……………同業者の彼氏? 同性愛者?」
「そんな冷めた目するな。同業者は女性だよ。流夜くんと同じ学者。アメリカ留学時代の知り合いなんだって」



