朧咲夜5-愛してる。だから、さようなら。-【完】



「……頼。私はバカだから、お前の考えは言われなきゃわかんない。……言いたくないんならいいけど。お前を脅して訊き出す方を選ぶだけだから」


「あんな奴と話す理由は何」


「あ」
 

……そこか。頼の知らないところで交友関係が広がったとか思っているのか。


それが気に喰わない幼馴染らしい。


「えーと、流夜くんのおと……………同業者の、彼氏みたい。流夜くんと喧嘩ばっかする人だから、その押さえ方を教えに来てくれたんだって」
 

説明された頼は胡乱な瞳で私を見て来た。


「……………同業者の彼氏? 同性愛者?」


「そんな冷めた目するな。同業者は女性だよ。流夜くんと同じ学者。アメリカ留学時代の知り合いなんだって」