『先輩、今回くらいは出てくださいよ！』
『出なかったら本気で怒りますから！』始まりは桜子からのメールだった。

道明寺から逃げて漁村に行ったっきりF4とも、桜子や滋さん、優紀とも会うことも無かった。唯一女子だけはメールはしていた。

なのに、会わずにいた日から、5年。
急に同窓会？をするから来い、と桜子と滋さんからメールが来た。
丁度、仕事の都合で東京に帰らなきゃ行けなかったし、まぁいいかと思ったがやっぱり道明寺と会うことだけが気がかりだった。

当日＿
まぁ、一応ドレスコート？だ。
「久しぶりに皆と会うなぁ…」
そう思いながらドアを開けた。
「つくしっ！」そう言いながら思いっきり滋さんが飛んできた。
ぎゃっ！と言いながら後に倒れそうになるのをなんとか耐える。
飛んできた滋さんを桜子が剥がす。
「もぉ、滋さん！先輩死んじゃいますよ！」5年前より綺麗になった桜子が言う。滋さんも5年前より遥かに綺麗になった。
「2人とも相変わらずだね」
「もー！つくしっ！ほんっっとうに心配したんだからねっ！」そう言いながら頬を膨らませる。
「ごめんなさい…」
「まぁ言い訳は後で聞きましょう」
「うん！」
「所でF4は？」
「あぁ、奥の部屋ですよ。てゆうか気づくの遅いですね」