ルカ「そうね。セインがいれば寂しくないわ
ね。」


確かにセインがいれば寂しいことは無い。



でも、やっぱり何か足りない。



ユウ…


私は自分の赤い髪を手で掬い見つめた。




私の親は二人とも赤い髪などではない。



なのに私の髪は暁の空のように赤い。



皆は綺麗と言うが、自分では何故か、この髪が気味悪くて仕方が無い。




どうしてこう思うのかは自分でもよくわからない。



でも、そのうちわかる気がする。
その日を待とう。


その日が来れば私の人生にも変化が起きるかもしれないから。