時が、止まったみたいだった。 周りの音が全部遠ざかって、人の動きも、動いているのにそれが目に入って来なくて、まるで風が通り抜けるみたいに他所事で。 そうしていたら、ベンが栗色の前髪をくしゃっと掻き上げて、小さな声で、もう一言付け加えた。