「……自分の、目標がなくて、その、海外に出たら何かあるかな、って……探しに……」 「あはは、だよねぇ。人生18年かそこらで将来何になりたいかなんて、そんな明確なヤツばっかじゃないよね。なんか仲間だなぁ、よろしくっ」 「あ、はは。よろしくお願いします」 しどろもどろだったけど、なんとかごまかせたかな。 握手をした手が、寮に帰ってからもずっと温かかった。