あれは、


桜の咲き誇る日のことだった。












「わたし、川元穂純(かわもと ほずみ)!よろしくね!」




前の席からくるっと振り返り、眩しい笑顔で、君はそう言った。





「……木下雅(きのした みやび)。よろしく…」