「ただいま〜」





「おかえりなさい、準備どうだった?」




「すんごい働かされて、疲れたよ〜」




そう言って、私は洗面所に向かって手洗いうがいをした。




「お母さん、今日は何作るの?」と聞いてみる。




「パスタがいいかしらね〜」




「え!パスタ!?じゃあ、カルボナーラがいい!」




「そういうと思ってたわ」




お母さんは何でも私の事わかっちゃうからいつも驚いちゃう。




「えぇ!なんでわかったの?」




「いつも言ってるでしょ、美羽のことは何でもわかるんだから」




ほんと、お母さんってすごいっ……!




お母さんはカルボナーラのソースを作ってる間に、私はパスタを茹でた。




料理が得意な手際の良いお母さんの料理は出来上がった。




「ただいまー!」




お父さんの声だ。




声を聞くと私はすぐに玄関に行く。




「お父さんおかえりなさい!」




「なんかいい匂いするな〜」




「今日はね!カルボナーラだよ!!」




「おっ、カルボナーラか!パスタもたまにはいいよな〜」





そう言いながら洗面所に行った。




お父さんは手洗いうがいをして、服を着替えでリビングにやってきた。