受験勉強のストレスでノイローゼ気味になっていた時に舞い降りたアプリ。


俺にとっての《絶対命令アプリ》は、自分の命をつなぎとめるために必要不可欠なものだった。


初めてゲームに勝って奴隷を手に入れた時、その奴隷を殴りつけた時のそう快感は忘れることができない。


自分が何をしても、どんなことを言っても忠実なシモベなのだから。


このアプリを手に入れてからというもの、ストレスは軽減され勉強にも集中できるようになっていた。


次のテスト結果も楽しみだ。


俺は一番近くにいた男の顔に唾を吐きかけた。


「よろしく頼むよ、これから永遠にな」