あの時、誰にも言わないように伝えてある。


「それならツバサが貴美子を疑う事はないハズだ。ツバサを襲ったのは歩1人。そう思ってるはずだからな」


そんなにうまく行くだろうか。


ツバサはあたしを疑わないだろうか。


恐怖と不安が足元から迫ってきているような感覚だった。