翌日学校へ到着するとすでに紗菜と亜美は教室にいた。


いつもより随分早い時間の登校して来ている2人にあたしは声をかけた。


「ごめんね。あたしが明日も調べようって言ったから早く来てくれたの?」


「ううん、違うよ」


紗菜はそう言って左右に首を振った。


「あたしたちもちゃんと協力したいって思ったからだよ」


亜美が真剣な表情でそう言ってくれた。


「今まではゲームで負けて、負けた相手が奴隷になってってだけだったけど、貴美子のおかげで目が覚めた。こんなバカげたゲームで怯えてるなんて嫌」


紗菜がしっかりとした口調でそう言った。