しかし女の行動は止まらない。


嫌なら抵抗すればいいのに、それすらせずに男に従う。


やがてピンク色の上下の下着姿だけになると、女は足を広げた。


男の呼吸が荒くなっていく。


「なにしてる。全裸じゃないと、意味がないだろ」


男が荒く呼吸をしながらそう言った。


次の瞬間女の目がカッと見開かれ、後ろ手にパイプ椅子を握りしめていた。


「え?」


男が気が付いたときにはすでにパイプ椅子は目の前に迫ってきていたのだった。