ずっと仲が良かった子に売春を迫られるなんて、予想もしない展開だった。


「あたしはこのゲームで1番大切な友達まで失いました」


光ちゃんはそう言うと、あたしに背中を向けて歩き出した。


「ちょっと待って!」


慌てて追いかけようとするが、光ちゃんはあたしを無視して屋上から出て行ってしまったのだった。