それなら、女子を相手にした方がまだマシかもしれなかった。


それでも、今までのゲームを見ているから絶対に安全だとも言いきれない。


2年D組の茶髪の子は、ゲームが終ってもなお苦しめられているのだから。


「そうですよね……」


光ちゃんは青ざめたままそう言った。


できればゲームに勝ってほしい。


けれどゲーム結果は誰にもわからないことだった。


あたしはただ光ちゃんの手を握りしめて励ます事しかできなかった。