あたしの言葉に颯樹は呆れたため息を吐き出した。


「貴美子は少し俺を評価し過ぎなんだ」


そう言い、亮太へと視線を戻す。


亮太はその場から動けずにいた。


すでにアプリをダウンロードしているから、結局は誰かを紹介するか、新たな誰かとプレイしなければならないからだ。


「ほら、ゲームだ」


颯樹の言葉に亮太が頷いたのだった……。