黒澤「…俺がそんな事したら、ボコられてるな」




山本「怜斗だったら瞬殺されてるわね」



「確かにしてたね」



木部「健人だから許されるって事だよね〜」



黒澤「そこは、そんな事ないよ!!
だろーが普通!!!」






山本「まぁ、とりあえず、手を掴んだってことは急接近したってことだよね!?!?!」



何そのキラキラした目は!!



「まぁ、接近はしたと思います、、。
私は声だけで健人と判断して、1度も後ろを見ませんでしたよ。正体バレる訳にもいかなかったので。急いで出ようとしてました」



山本「なーんだ!つまんないの〜!」





何を期待してたんだ!?








「あの時の、健人と会って嬉しかったこともありました」





一之瀬「?」




健人は分からないよね。


でも、あの時の言葉には凄く救われたんだよ?








「健人はあの時、私の髪を見て「綺麗な髪ですね」って言ってくれた。

私はあまりよくは言われないって言ったら「そんな事ない。綺麗な地毛」って言ってくれたこと。お世辞だったとしても、私は心の底から嬉しかった」





西倉「健人はお世辞なんかで、そんな事いいませんよ」




一之瀬「思ったことを言っただけだ」



…健人。





山本「私も綺麗だと思うわ!」



…未来先輩。



木部「僕も!!」



…木部。



黒澤「小沼は小沼だしな」



…黒澤。ら














ああ、ほんとにこの人達に出会えてよかった。










「皆、ありがとう!」