「「「「「「妖斗っ!!!」」」」」



妖斗が泣き止んだ途端に病室のドアが開き、恐らく白龍のメンバーであろう7人がやって来た。




俺と妖斗が抱き合ってるのを見て、無言になる7人。







空我先生は、そんな俺達をドアによかかって、楽しそうに眺めていた。






「……あっ、もしかして邪魔しちゃった?




せっかく兄弟で話してたのに」






俺が顔を振り向かせると、
ピンク色の髪をした女の子が頬を赤らめて言った。







「アハハ!!そんなの……いーよ。なぁ、妖斗?」





「うん。……心配かけて、ごめん」







妖斗の体から手を離し、頭を撫で、俺は笑った。




妖斗は、罰が悪そうに顔を俯かせて白龍達を見ていた。







アッシュグレーの髪を優しそうな背の高い男に、その隣には赤髪をした男、それに、黒い髪をした笑顔が印象的な男が一人。





栗色の髪をした大人っぽい女が1人に、
ピンク色の髪をしたお転婆感を醸す子と、
病衣を着た俺と同じくらいの背丈の子が一人。




ここにいるのが、妖斗の仲間達か……。