「んぁ、それ嘘。



こいつ俺の義理の弟ー」




翼にぃ……関係あっさりバラした。




「妖斗、そいつは柊朔乃(ヒイラギサクノ)。
学校じゃ俺がいつもつるんでる奴だから、まぁ仲良くな?」



翼にぃは後ろからそんなことを言ってくる。


「朔でえーよ」




ライトグリーンのような髪色をして、タレ目で人懐っこい雰囲気を漂わせた朔は、俺に笑いかけた。





「……俺も妖斗でいい。よろしく、朔」