『暁……にぃ……?』 目の前で兄さんが倒れていた。 大好きだった兄さん。 俺に欲しいものを何もかも与え、教えてくれた。 そんな暁にぃが消えたことが分かって、 大好きだった家族が、 幸せだったあの日常が 崩れたことがわかって、 俺は世界に絶望した。