「……まぁ、翼咲がそう言うならいいや」



朔は、今まであったことを歯切れ悪くも
光にぃに説明した。






「はーん、いじめねぇ……。しっかし、カラースプレーって中学生にしてはやることが随分ひでぇな。絞めてやろうか」





光にぃは一通り聞いたとこで黒い笑みを顔に浮かべた。




「……いいっすよ、そんなん」




「そうか? まぁ、謝らせるだけならまだしも、暴力での復讐は白龍のポリシーには反するからな……。





ただ、そいつらが今も一切反省してなかったら白龍に入れて人生を再生させる価値もないがな」





光にぃは切りづらい髪に苦戦しつつも、朔の髪をハサミですきながら、腹黒い笑みを浮かべていた。



一時間後、朔の髪は肩まで伸びた
漆黒の髪に変貌した。




「はい、終わり。外側は緑だったけど、内側に黒髪生えてたからすいた。この方がいいだろ?」




「……ありがとうございます」