……存在しちゃいけない? 「でも、母親は俺を産んだ。昔から身体の弱い人で、俺を産まなかったらもう二度と妊娠はできないだろうって医者に言われて、産むことに決めたらしい。 でも、流石にさ、黒服の人は100万取られたのに母親と一緒にいたいとか思わないじゃん。 それで、2人は破局。 ……俺は保育園まで、普通にキャバ嬢の母親に女手一つで育てられた」 「……保育園まで?」 その言葉の先を、聞いていいのかよくわからなかった。 朔のいた環境は、俺の想像以上に暗かった。