「ふーん?……お前、今日俺んち来る?


親はめったに来ないし、すぐそこにあるけど」





朔は俺に、爽快な顔で笑いかけた。






「………いかない」




「んじゃまぁ言い方変えるわ。お前俺んち来い」





今度は、朔は俺に命令をするように言ってきた。






「…………なんで」




「このままほっといたら死にそうな顔してるから。翼咲は俺の家にいんなら心配しないだろうし、そうと決まったらさっさと立て!!」





朔はどうってことないようにそう言い放ってブランコから立ち上がり、俺の目の前に来てにへっと調子づくように笑った。