今年の一月のある日、目を覚ました俺のいた病室に警察が現れた。





俺はそこで、遺体をどうするか警察の人に聞かれたんだ。







飛鳥街の桐谷四丁目のもう新しく家が建ってしまったあの家の近くの公園に、埋めたいと思った。



兄さんが目覚めて、元気になったら、必ず埋めようと思った。



兄さんと2人かその友達も一緒の3人か、あるいは家族4人でよくいったあの公園だけは、



ちゃんと影も形も残っていたから……っ。