バンッ!! その時、部屋のガラス張りの扉が音を立てて開いた。 俺は、思わず固まった。 扉を開けたのは、兄さんだった。 手すりなしで、兄さんは俺達の元へゆっくりと歩いてきた。 「あっ、暁にぃ……っ」 歩いていた。 ぎこちなくて、ふらついていた。 それでも、兄さんは、確かに俺の方へ近づいてきていた。 「はぁっ、はぁ……っ」 兄さんの荒い呼吸が、こんなにも近くで聞こえる。 それだけで、待っててよかったなって、 生きててよかったなって思ってしまう。 嬉しくて、身体が震えた。