床に散らばったご飯が跡形もなく消えるまで、何度も何度も顔を押し付けられた。 「ゲホッ、ゲホッ、ゲホゲホッ!!!!」 俺は、父さんがいなくなった部屋で、近くにあったゴミ箱を辛うじて掴み、何もかもを吐いた。 「うっ、うっ……」 思わず涙がこぼれてきた。 なぁ母さん……今どこにいんだよ。 会いてぇよ。 助けてくれよ、なぁ……。 母さんは俺を見捨てんのか? なんで一緒に逃げようって言ってくれなかったんだよ……。 俺はその日、父さんが 大嫌いになったのと同時に、 誰かを信用するのをやめた。