小学2年生になる時には、首から上と太ももから下を除いた身体中に青黒いアザが出来ていた。 たぶんそこだけ不自然に暴力を振るわれなかったのは、 体育の授業で半ズボンとかになった時に、 アザがあるのがバレないためだ。 父さんは、必ず体育の授業がある日は俺にヒートテックを渡して仕事へ行った。 「着なかったら、どうなるか分かってるだろうな?」 父さんは、ヒートテックを俺に渡すたびにそう言った。 俺は父さんが怖くて、 頷いて従う以外の選択肢なんてなかった。