翌日。


夜に母さんと2人で買い物に行って、


ケーキを買った。




「6歳の誕生日おめでとう、光輝!」




「ありがとう、母さん!!」





俺は、母さんと仲良くケーキを食べた。




その日、父さんは家に帰って来なかった。






そして、俺が父さんが母さんに暴力を振るうのを目撃した誕生日の前日から、




俺の家の中は一変した。






父さんは、俺の前でも堂々と母さんに暴力を振るうようになった。





「きゃあっ!!」



毎日毎日、学校から家に帰ると、母さんの悲鳴を聞くようになった。




「やめてよ、父さん!」



「……黙れ光輝、このバカ息子が」



「グッ!!」



口答えしたり、母さんを庇おうとしただけで、

たくさん殴られて、叩かれて、



蹴られて、あらゆる傷を作られた。