事のあらましを聞いた俺達5人と桃華は、
翼咲の母親に案内されて道場に行った。


ドアを開けた瞬間、バンっと、一際大きな風が俺たちを襲った。





翼咲が空手をしていた。





緑色の瞳をした男の子と、楽しそうに。






混じりけもない、楽しそうな顔をして笑ってた。





「あーまた負けた!!やっぱ四年のブランクはきついなー!」



床に翼咲は尻餅をつく。


翼咲は楽しそうに、しかしどこか少しだけ悔しそうに愚痴をこぼした。






「這い上がってこい。俺以外の奴に負けたら、許さないんだからな」





「当然っしょ!!」



翼咲は、楽しそうにピースを男の子に向けた。







あぁ、良かった。




解決したんだな。