翔真だ……。 絶対、もう会えないと思ったのに。 「……ごめん」 謝ってすぐに、俺は翔真から顔を逸らした。 「……よっ」 直後、翔真は何も言わずにバイクの後部座席に乗った。 「……その話、人気のないとこでしようぜ。 道場行こうぜ、久しぶりに。道案内はすっからさ」 その話は言うまでもなく、俺が果たせなかった約束のことだった。 俺は無言で頷き、酎ハイをゴミ箱に投げ捨てて、バイクに乗った。 翔真が竹刀をしまって俺の腹に捕まったところで、俺はバイクを加速させた。