女性の年のころははっきりとはわからない。
二十歳を超えていると言っても通用しそうだし、まだ高校生とも見える。
それは自分が常々言われているから、そういう容姿が珍しいものではないことは知っている。
んーと……。
思考回路、ショート寸前。
いっぱいいっぱいになって――私は問い詰めるという選択肢を見つけることが出来ずに、逃げた。
家に帰って、部屋に閉じこもった。
在義父さんからは、今日は遅いとのメッセージが届いていた。
頭が限界だった。
いつまで沈んでいたのか、とっくに陽も傾いたころに、スマートフォンが着信を告げた。
運の悪いことに、今日はそれが電話の報せだった。



