fairy3 空の物語 中

「大丈夫です。私だって守護者だから……怖いという理由で話しを聞かないわけには行きません。私もみんなの行方が気になるし、生きていてくれるなら今直ぐにでも助けに行きたいです」

『……本当に無理だと思ったら、部屋から出て行ってもらっても構わない』

「……分かりました」

未来は大きく深呼吸する。

『早く話しを進めてよ。残りの二つの可能性ってのはいったい何なの?』

「おい! クレール」

『クレール。自分の都合で話しを先に進めようとするな。そんなんだと、この先の戦いで致命的なミスを犯す事になるかもしれないぞ?』

アカツキは脅すようにクレールを睨みつけた。

『ふんっ。この私が戦いでミスをするなんて有り得ないわよ』

クレールは相変わらずの自信家だ。

いったいその自信は何処から来るのだろうか?

クレールの隣にいる優空君は、クレールのペースに着いて行けないのか深く溜め息を吐いていた。

『二つ目の可能性は“深淵”に落ちた可能性だ』

「“深淵”?」

アカツキの言葉に私たちは全員首を傾げた。