fairy3 空の物語 中

『ソレイユ!』

ソレイユが……いた!

ソレイユが……生きてた!

ソレイユに手を伸ばしもう一度名前を呼ぼうとした時、ソレイユがこちらへと振り返った。

『……ソレイユ?』

私は少し離れた位置で足を止めた。

『……ごめんシアン』

ソレイユがそう呟いた時、私たちの距離がどんどん離れて行く事が分かった。

『ま、待ってソレイユ!』

『……』

ソレイユは何も言わず私に背中を向ける。

『っ!』

その時、私の頬に涙が伝った。

『待ってよ……ソレイユ』

私はその場に座り込んだ。

さっきのソレイユの言葉はどういう意味なのだろうか?

【ごめんシアン】

その言葉が再び聞こえた気がして、目から涙が溢れた。