fairy3 空の物語 中

見張ってきて分かった事がたったのこれだけだ。

『でもまだ油断するわけには行かないよね〜』

『……こらイヴ。俺の心を勝手に読むもんじゃないぞ?』

『は〜い』

イヴの言う通りまだ油断するわけには行かない。

いつか必ずあいつは俺に一度刃を向けるはずなのだから。

『それもそれで楽しみだけど……』

まずは気長にあいつの帰りを待つとしよう。

それまで精々雑魚たちの相手でもしていよう。

『戦いはこれからさ……そうだろう? 姉さん』

ニヤリと笑った王座に俺の低い笑い声が響き渡った。